デリケートな衣類を洗濯のトラブルから守ってくれる洗濯ネットですが、さまざまな種類がありますよね。
目の粗さや形状を洗濯物に合わせて使い分けているでしょうか?
私が気にしていたのは大きさぐらいで、どんなネットに何を入れるのが適しているかなど考えたこともありませんでした。
でも、洗濯物の種類に適したネットを選べば、衣類を傷めることなくきれいに洗うことができるのです。
そこで、洗濯物と洗濯ネットの関係を調べてみました。
洗濯ネットの種類
洗濯ネットにはどのような種類があるのかを説明します。
大きさ(サイズ)
衣類に対してネットが大きすぎると、ネットの中で衣類が偏るので、型崩れの原因です。
逆にネットが小さすぎると、隅々まできれいに洗いあがりません。
ニットなどの分厚い衣類は大きなネットに入れ、ストッキングや靴下などは小さなネットに入れることで、効率的に洗えます。
網目
洗濯ネットは、網目の細かいものと粗いものがあります。
洗濯物によって網目を使い分けることが大切です。
形状
洗濯ネットには、平面のネットと立体のネットがあります。
立体タイプは、ネットの中で洗濯物が動きやすい分、汚れがよく落ちると言えます。
平面タイプは、ネットの中で洗濯物が動くことがないので、皺が気になるものを畳んで洗えば、皺を防ぐことができます。
また、ウールなど毛足の長い素材は、摩擦により生地が傷むので、平面タイプが向いています。
洗濯ネットの選び方
洗濯ネットは、洗濯物によって網目を使い分けます。
目の細かいネット
目の細かいネットは、他の洗濯物からの色移りや繊維の付着を防ぎます。
また、型崩れや傷みを最小限に留めてくれます。
色柄物、ホックやビジューのついたもの、デリケートなランジェリーなどを入れて洗うのに適しています。
目の粗いネット
目の粗いネットは、付着した汚れをネットの外に出しながら洗うことができます。
痛めたくないお洋服だけれど、汚れが気になるときに便利です。
洗濯ネットへの入れ方
洗濯ネットへ洗濯物をどのように入れるかによって全く仕上がりが違ってくることが分かりました。
私なりにできる洗濯ネットへの入れ方を紹介します。
一枚のネットに一枚
洗濯ネットの購入時に適量枚数が表示されてたりしますが、忘れちゃいますよね。
というよりも、使い始めたら分からないです。
なので鉄則は、一枚のネットに一枚の衣類を入れることです。
同じ色合いの衣類だからと一緒に入れてしまいがちですが、ネット内に複数枚入れた場合と一枚だけで洗った時では、汚れの落ち方に差が出ます。
もちろん、一枚で洗った方が汚れはだんぜん落ちます。
ネットの中の衣類同士がこすれて傷つくこともあるので、一枚ずつ分けることをおすすめします。
暗い色やタオル類は細かいネットで
暗い色のTシャツには、他の服やタオルの繊維が付着しやすく、乾燥後とても目立ちます。
目の細かいネットに入れて洗うと、繊維が付くことなく仕上がります。
タオル類は特に繊維や糸くずが出てしまうので必ず細かいネットに入れるようにします。
ワイシャツの上手な洗濯方法
洗濯物の中で厄介なのがワイシャツです。
洗濯機から出してみたらシワだらけで、アイロンをかけるのがすごく面倒です。
ワイシャツを洗濯するコツは、洗濯前と洗濯直後にあります。
乾いた時にシワなくきれいに仕上げるには、ちょっとしたコツがあるのです。
洗濯ネットの大きさに合わせて畳んで入れる
ワイシャツなどの皺になりやすい素材は、平たく四角いタイプの洗濯ネットの大きさに合わせて畳んでから入れるだけで、型崩れやシワを防いでくれます。
特にストレッチ素材のシャツは、洗濯機の中で他の衣類と絡んで引っ張られて形が崩れることがあるので、洗濯ネットが必須となります。
洗濯終了後にすぐに干す
脱水は軽めにし、濡れている間に形を整え、シワを伸ばして干すことでシワがつかなくなります。
洗濯機が止まったら、そのまま放置せず、すぐに干すことでシワを防げます。
ワイシャツの中には、日光で色褪せないよう陰干し推奨があります。
綿素材は乾きにくいので、襟を立て、前ボタンは開けたまま、風を通すように干しましょう。
後でアイロンがけが大変になるより、洗濯前後に少々手間をかける方が楽だと思います。
まとめ
少々面倒ではありますが、きれいに洗ってまた気持ちよく衣類を着るためにも、洗濯物の素材や大きさに合わせ、上手にネットを選べるようになりたいですね。
まずは、さまざまな種類の洗濯ネットを用意しましょう。